生後3か月ころから、完全母乳の姉のほおや口のまわりが赤くただれるようになりました。小児科を受診すると食物アレルギーの疑いがあることから血液検査をしました。
結果は乳製品と卵に反応がみられる食物アレルギーでした。完全母乳だったため、その日から母である私の食事に制限ができました。 その日から口にするものの成分表示を確認して、乳製品と卵が不使用のものだけを購入することになりました。そのなかで乳製品や卵は加工食品に幅広く使用されていることを知りました。毎日パン食が欠かせなかった私にとって乳、卵不使用のパンを探すのは至難の業でした。当時、関西方面にアレルギー対応のパンを通販してくれるお店があることを知り何度も発注をかけていました。
卵も大好きな食材でしたが、卒乳するまでは購入すら控えていました。 初の誕生日、1歳の時のケーキも卵なしかつ豆乳を使ったスポンジを手作り、豆乳ホイップのクリームでデコレーションしました。成長とともに卵はよく加熱したものから徐々に試していき、反応をみながら与えていきました。一方、乳製品はというと幼稚園入園後、給食で牛乳を少しづつ試すようになりましたが、それまで飲んだことがなかったからかなかなか好きにはなれないようで、高校生になった今でも苦手です。
双子の姉の食物アレルギーは成長とともに症状が改善し、今では摂取しても症状はでなくなりました。
弟は食物アレルギーはなかったものの、肌は弱くアトピーもちでした。アトピー特有の乾燥肌でひじや膝の裏側など常にかゆがっていました。季節の変わり目や夏の汗をかく時期は特に症状がひどかったように思います。双子で同じ日に生まれたとしても、全く違った特性を持っていることでそれぞれが別の個体であり、それぞれの遺伝子をもつということを改めて感じました。 性別が異なることが大きかったですが、我が家では二人を比べるという概念がありませんでした。それはその先成長していく過程でも変わることはなく、それぞれを尊重して一人ずつに向き合うことが自然にできました。
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